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良魔伝説3

                                   

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no3

ガランスは、おそるおそる宮殿の中へ入り、大広間のトビラを開きます。

そこには、名だたる魔王をはじめ、ありとあらゆる魔族が集まっていて皆が、入って来たガランスを見ていました。

ガランスは、頭が真白になり背筋が氷付いています。

その時、突然、大広間を揺るがす程の大歓声が起こりました。

ガランスは、よけい怖くなり目を閉じ耳をふさいで、しゃがみ込んでしまいました。

ほんの少し時間が過ぎ、静かになったので、ちょっとだけ顔を上げると大広間に集まっていた魔族達が、二つに別れ始めて、

その奥から大魔王が、こっちに向かって歩いて来るのが見えました。

ガランスは又、目をぎゅっと閉じてしまいます。

大魔王の足音しかガランスの耳には聞こえません。

目の前で足音が止まりました・ ・ ・。

「良くやった。」と、大魔王が声をかけながら大きく左手を振ると、ガランスの頭の二つの小羽が落ち、それと同時に、立派な魔族の翼が背中に授けられました。

魔族達は又、歓声を上げ大宴会が始まりました。夜通し不気味な音楽が鳴り響く中、飲んで踊っての大騒ぎが続きます。

明け方、ガランスは、何が何だか解らずボーッとしたまま一人で帰りました。

皆から褒められただけではなく、こんな立派な翼まで授けられてしまったのです。

妖精の羽根に憧れていたガランスにとっては、とてつもなく大きなショックです。

妖精が怖がって逃げてしまうので、見付からない様、今まで遠くの塔の上から眺めていました。だけど、こんな大きな翼があったらこれからは ・ ・ ・ 。

それにしても何で褒められたのかが、どうしても解りません。