妖精の羽根に憧れていて、いつかは一緒に遊びたいと思っていました。今まで声をかけた事はありません。
思い悩んでいたガランスは、これまでの事、そしてどうすれば
ミルキーストーンの力をなくして戦争を終わらせられるのかを、妖精達に相談する事に決めました。
少しずつ妖精の住む森に近づいて行きました。
しかし、ガランスに気が付いた妖精達は、いっせいに隠れてしまいます。
そうなる事は、わかっていましたがこのまま帰るわけにはいきません。ガランスは大きな声で妖精に話しかけます。
「私が投げたミルキーストーンのせいで、戦争が始まってしまったのー、どうすればミルキーストーンの力をなくせるのか、教えて下さーい。」ガランスは何度も、お願いしました。
その声を聞きながら妖精たちは、話し合っています。
リーダー格のゴビが言います。「悪魔は何を考えているのか、解らないから断るしかないよ。」と
すみで話を聞いていた気の小さな妖精ラチネが言います。
「ガランスは、とても気持のやさしい小悪魔です。貧しい親子を幸せにしたいと思ってミルキーストーンを投げたんです。その事は、みんなも知っているでしょうー。」
無口なラチネが急にしゃべり始めたので、みんなビックリです。
他の妖精が言います。「でも、その結果が戦争じゃーなー。」
みんな、黙り込んでしまいました。